住職の法話

仏法遥かにあらず

 弘法大師空海は著作の「般若心経秘鍵」のなかで、この「仏法遥かにあらず、心中にして即ち近し、真如外にあらず、身を捨ていずくんぞ求めん」と述べておられます。
 仏教の教えは、遠いところにあるのではなく、私達の心の中にあり、真理もまた心の外には無いのだと説いておられます。
 私達は、ついつい真理や幸福など様々な事(物)を外(我以外)に求めてしまいます(他のセイにしてしまいます)。しかし外をいくら探しても見つかることは無いのです。自分を見つめ直すのです。すると自ずから答えが出てくるのです。
 仏教の教えは、釈尊が得られた『道』であり『教え』です.それを実践する様々な方法が考えられますが、最終的には人それぞれの心の有り方や処し方ではないでしようか.
          
                       弘法大師空海